<Header>
<Author: 杜甫>
<Title: 貧交行>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 漢文無假名>
<style2: 日本漢文訓讀無假名標注>
<TranslatedTitle: 貧交行>
<BookPage: 85>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1>
<End Header>
<Poem>
飜手作雲覆手雨，
紛紛輕薄何須數。
不見管鮑貧時交，
此道今人棄如土。
<End Poem>
<Translation>
世間の人情のあてにならないことは、ちょっと手のひらを上に向けると雲となり、 ちょっと手のひらを下に向けると雨になるように、たちまちかわってゆくので、すこしも頼みにならない。こういううすっぺらな輩は、わんさと存在しているから、いちいち数える必要もない。まあ見たまえ、昔、管仲と鮑叔の二人が貧乏していた時分の 交際ぶりを。あれがほんとうのつきあいというものだ。それがどうだ。當世の人間どもは、ああいうつきあいの道を土か芥のように棄ててしまっている。なんとかなしいことではないか。
<End Translation>
<Formatted Translation>
世間の人情のあてにならないことは、ちょっと手のひらを上に向けると雲となり、 ちょっと手のひらを下に向けると雨になるように、たちまちかわってゆくので、すこしも頼みにならない。
こういううすっぺらな輩は、わんさと存在しているから、いちいち数える必要もない。
まあ見たまえ、昔、管仲と鮑叔の二人が貧乏していた時分の 交際ぶりを。あれがほんとうのつきあいというものだ。
それがどうだ。當世の人間どもは、ああいうつきあいの道を土か芥のように棄ててしまっている。なんとかなしいことではないか。
<End Formatted Translation>